会長あいさつ
バブル景気が終焉を迎え、閉塞感の漂う1991年7月、熱い想いを持った発起人14名が集い、新見商工会議所青年部の設立準備委員会が組織されました。その約1年後、1992年10月27日、新見商工会議所青年部(新見YEG)が73名の会員のもと設立されました。
それから30年、バブル崩壊後の低迷した経済状況、リーマンショック、各地で発生する大規模災害、コロナウイルス感染症の感染拡大など、私たちの先輩諸兄は厳しい時代の中、自らの会社の舵取りをしながらも、地域経済を牽引し、新見YEGの歴史を紡いで来られました。
本年、新見YEGは創立30周年を迎えます。一つの大きな区切りを迎える中、私たちは紡がれてきた伝統を、そのまま受け継ぐのではなく、世の中の価値観が大きく変革する時代において、真に地域から必要とされる青年経済団体として、私たちは何を求められているのか、私たちに必要な資質とは何なのか、会員は新見YEGに何を求めているのか、これらの問題に正面から向き合い、これからの未来において、この地域でしっかりと存在価値を発揮できる団体に、変革しなければなりません。
新見市の現状は他の地方都市同様に、少子高齢化が進み平成30年には人口3万人を割り込みました。現在の予測において、今後人口が増加に転じることは残念ながらありません。では、人口減少の続く私たちの暮らすこの地域は、衰退していると言わざるを得ないのでしょうか。
過去の歴史において、その時代の価値観が未来永劫続いた時代はありません。必ず時代は変化し、その時代に応じた新たなる価値観が創造されてきました。もし人口が少ない中山間地域だから何もない、衰退していると考えている人がいるのであれば、それを逆手に取るような新たなる価値観の創造も、私たち青年経済人に課せられた使命ではないでしょうか。
YEGは日本全国に415単会、3万3千人以上の会員が活動する大きな団体です。地域の魅力を再発見し、新たなる価値観を創造する為にも、外にもしっかりと目を向け、見識を広げていきましょう。また、先輩諸兄の紡いできた、伝統と歴史を大切にしながらも、変革の時代を力強く生き抜くことの出来る、メンバーの資質向上に繋がる取組み、そしてこの地域が、明るく元気になるような地域活性化への取組みを、会員が心をひとつにして、力を合わせて取り組んで参りましょう。
活動方針
- 他団体や地域の方々との交流事業の開催
- 会員同士の交流を深める事業の開催
- 会員の資質向上に向けた取り組み
- 創立30周年記念事業の開催
- 岡山県商工会議所青年部連合会 会員大会 新見大会開催に向けた準備
- 会員拡大への取り組み