会長あいさつ
「武士道と云うは、死ぬ事と見附けたり。(中略) 毎朝毎夕、改めては死に改めては
死に、常住死身に成りて居る時は、武道に自由を得、一生越度無家職を仕果すべきなり。」
これは私の座右の銘でもあり自身の行動規範としているもので、江戸中期、佐賀鍋島
藩士山本常朝が説いた武士道を口述筆記した「葉隠」の中の一節です。「死」や「武士
道」というと物騒な感じもします。しかしこの一節が意味するものは常に「死」を覚悟
していれば、逆に限られた「生」を大事にすることに通じ、今日が最後と思って生きる
中で、「好いた事」をすべき、という事を伝えています。換言すれば、「人生最後(かも
知れない)の今日、何をおいてもやるべき事は何か」を、徹底して追及すべきだと言っ
ているのであり。そういう厳しい自己意識に基づいた一日を重ねていくうちには、何も
のかが蓄積されて、職分を全うできる時が来る。と説いています。
では我々新見 YEG メンバーにとって「職分」とは何か。それは言うまでもなく自社の 発展を通じ「地域の経済発展」「地域の活性化」へ貢献するということです。私たちが 住まう新見市は古代よりたたら製鉄や荘園などにより発展してきた歴史があります。し かしながら、時の移り変わりと共に、少子高齢化や都市部一極集中など先人から受け継 いできた地域や伝統文化を守ることが難しくなってきたのではないでしょうか。
新見市は令和 7 年 3 月 31 日に合併 20 周年を迎えました。この 20 年間で、我々を取 り巻く環境は世界情勢、政治情勢、経済環境、コロナ・ショックなど様々な艱難辛苦を 乗り越え大きく様変わりをしました。
しかしながら、どんなに時が過ぎようと変えてならないものがあります。それは私た ちが住む街を存続させるということです。今一度、新見の魅力とは、守るべき伝統や文 化とは何かを見つめ直し、YEG としての「職分」を全うしましょう。
またこの「職分」を全うするには、会員自身の成長なくしては成し遂げられないと思 います。人は誰でも程度に差はあれ「成長したい」と思っているはずです。昨今で は横並びの教育や自己表現をすることが恥ずかしいなどといった風潮があります が、自身の成長の為にはこういったものを打破していかなければならないと思いま す。殻を打ち破り成長し、「職分」を全うしたその先に地域の永続的発展が見えて くると信じています。
本年度は会長スローガンとして「ARAGAU」を掲げて一年間活動を行ってまいります。 「ARAGAU」とは、先にも記したような社会情勢の中で、時代の荒波に流されるのではな くすべては我が事と捉えへ、「ARAGAU」姿勢で取り組む。という想いを込めて掲げまし た。新見 YEG メンバー一人ひとりの羽ばたきは小さくとも全員の力を合わせれば、大き なうねりを起せると確信しています。力を合わせ共に前に進みましょう。
私は新見 YEG に入会し、今年で 20 年になります。この間、YEG 活動を通じて多くの 仲間や諸先輩方と出会い、様々な学びを通じて成長をさせてもらったと実感しています。
私はこの経験を一人でも多くのメンバーと共有していきたいと思っています。その為に各種事業への積極的参加を推進していきます。そしてその経験を活かし、次代の先導 者として地域の永続的発展に寄与できる人材へとなれるよう共に成長していきましょう。
責任世代としての我々に求められる「職分」の実現はかなりの困難が待ち受けている と思います。しかし先人から受け継いできたこの地域を自分たちだけでなく未来のある 子供たちに繋げていくためにも共に抗ってまいりましょう。
活動方針
- YEG活動に積極的に参加し自己成長を目指し地域発展に貢献する
- YEGの魅力を発信し、会員増強、組織の活性化を目指す
- 地域の伝統・文化を理解し地域の永続的発展を目指す
- 商工会議所活動の理解と連携強化を目指す
- 会員相互の親睦と交流を通じてより強固な組織を目指す
- 他団体・関係団体との交流